小学生のお子さんがバスケットボールに熱中し、「将来はNBA選手になりたい!」と夢見ている親御さんも多いのではないでしょうか。そんな世界を目指すバスケキッズにとって、実は英語力がとても大切だということをご存知でしょうか? ロサンゼルス・レイカーズの八村塁選手もインタビューで、NBAを目指す子どもには英語を身につけることが重要だと語っています。グローバルな舞台で活躍するために英語が欠かせない理由、そして忙しいバスケキッズでも自宅でスキマ時間に学べるAI英会話について、ご紹介します。
八村塁「世界で戦うなら英語!」その理由とは?
日本人としてNBAで活躍する八村塁選手は、子どもたちへのメッセージとして「世界で戦うならまず英語」と強調しています。バスケットボールはチームスポーツでありコミュニケーションが何より大事。八村選手は「バスケはコミュニケーションが本当に大事なスポーツなので、小さい頃から英語を学ぶのも大事じゃないかなと思います」と述べ、幼いころから英語力を養う重要性を訴えています。実際、アメリカの強豪校やNBAの世界では、英語で円滑に意思疎通できることが信頼関係を築くカギだと言います。八村選手自身、「英語力をまず先に伸ばさないと。自分が表現できないとパスも回ってこない」と語り、英語でしっかりコミュニケーションを取ることでチームメイトから信頼され、プレーにも好影響を及ぼすと明かしています。
そして英語力は単にコート上のコミュニケーションだけでなく、進路選択にも大きく関わります。例えば、八村選手が高校卒業後に進学した米ゴンザガ大学でも、入学前にNCAA規定の学業成績と一定水準の英語力をクリアする必要がありました。英語ができなければ、そもそも海外の大学やチームに挑戦するスタートラインに立てない可能性もあるのです。グローバルに活躍するために、英語力はまさに選手生命を広げる武器と言えます。
主なAI英会話学習ツール一覧表
AI技術の進歩により、英会話学習の分野でもAIを活用した様々なツールやプラットフォームが登場しています。子どもから大人まで幅広い年齢層に対応し、発音矯正や会話シミュレーション、語彙学習、試験対策など多彩な機能を備えた無料・有料のサービスがあります。以下では、主要なAI英会話学習ツールについて名称,無料・有料の区分,主な機能や特徴,対象レベルや学習スタイル,日本語対応の有無を整理し、一覧表と詳細解説でわかりやすく紹介します。
ツール名 | 料金プラン | 主なAI機能・特徴 | 対象レベル・用途 | 日本語対応 |
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スピークバディ(SpeakBuddy) | インストール無料;月額¥3,300(年額割引あり) | 800以上の場面でAIキャラと対話;AIが発話分析・フィードバック&自動カリキュラム作成 | 初心者~上級者(日常/ビジネス/旅行) | あり(日本語UI/解説) |
スピフル(SUPIFUL) | インストール無料;月額¥5,478(年額¥3,831)※7日間無料体験 | AIが音声を添削し表現提案;独り言英会話トレでスピーキング力強化 | 中級~上級(ビジネス英語特化) | あり(日本語UI) |
Santa アルク | 無料プラン有;月額¥5,980程度~年額プラン有※登録後24時間無料体験 | TOEIC特化:AIがスコア診断・弱点分析し問題提案;GPT-4搭載のチャット相談機能 | 初心者~上級(TOEIC試験対策) | あり(日本語UI) |
Gymglish (ジムグリッシュ) | インストール無料;月額¥2,990~¥6,136(コース・期間による)※15日間無料トライアル | 毎日配信のコミカルな物語教材で読解・リスニング強化;AIがレベルに合わせレッスン構成&最適復習 | 初級~上級(日常英会話+文法語彙) | 一部対応(日本語サイト有) |
レシピー(Recippe) | 基本無料プラン有;ベーシック¥1,583/月~プロ¥4,083/月 | 英語4技能対応の総合学習;AIがレベルや目的に応じカリキュラム自動作成&発音チェック | 初級~上級(総合力・資格対策まで) | あり(日本語UI) |
スピーク(Speak) | インストール無料;月額¥3,800(年額¥1,650/月相当)※7日間無料体験 | AIが会話相手&発音フィードバック提供;20分で1,000語以上話すカリキュラムでスピーキング特化 | 初心者~中級(スピーキング重視) | あり(日本語UI/案内) |
Dia Talk(ディアトーク) | インストール無料;月額¥4,380(年額¥3,283/月)※7日間無料トライアル | AIネイティブ講師と多彩なジャンルで対話練習;難易度調節可・日本語ヘルプ機能あり | 初心者~中級(日常~ビジネス、旅行会話) | あり(日本語UI/ヘルプ) |
abceed (エービーシード) | 基本無料プラン有;Proプラン¥1,983/月~ | TOEIC/英検対策向け教材多数;AIがスコア予測&おすすめ問題提示;20種以上の学習機能(ディクテーション等) | 初級~上級(テストスコア向上) | あり(日本語UI/解説) |
Plang (プレン) | 無料プラン有;プレミアム¥2,900/月~高機能プラン¥6,900/月※無料体験あり | AIが自分専用カリキュラム自動生成;発音・英作文を高精度分析し改善点提示;映画/ドラマ教材で実践表現習得 | 初級~上級(発音矯正・アウトプット練習) | あり(日本語UI) |
endless (エンドレス) | 基本無料(一部機能課金:月¥780~¥1,480、年額プランあり) | 無料で無制限のAI英会話が可能;瞬間英作文・独り言英会話・英文添削など多機能;相手キャラ(国籍・性格)やテーマを自由設定 | 初心者~上級(総合的スピーキング練習) | あり(日本語UI) |
ELSA Speak | 無料プラン有;ELSA Pro ¥8,699/年、Premium ¥3,380/月等 | Google出資の発音特化アプリ;AIが発音・アクセントを詳細分析し改善提案;TOEIC/IELTSなど試験別発音練習コースも充実 | 初心者~上級(発音矯正・スピーキング) | あり(日本語UI/一部説明) |
Speak L (スピークエル) | インストール無料;月額¥650(600ターン)~¥1,480(2000ターン)※10ターンまで無料 | ChatGPT搭載でAI講師と自由対話;講師の国籍・職業を自由組合せ可(29カ国・145職業);1,000以上の多彩なトピックでロールプレイ練習 | 初級~上級(日常~専門会話まで幅広く) | あり(日本語UI) |
booco (ブーコ) | 無料プラン(必要な書籍購入型);Plusサブスク¥1,584/月 | ALC提供、600冊以上の英語教材に対応;AIによる苦手分野出題&復習提案で効率学習;シャドーイング・ディクテーション機能搭載 | 初心者~上級(単語・文法から4技能総合) | あり(日本語UI) |
Duolingo(デュオリンゴ) | 基本無料(Super版 ¥992/月)※一部機能2週間無料 | AIで学習を個人最適化:理解度に応じ問題を自動調整;多彩なキャラクターが会話を盛り上げモチベ維持;4技能バランスよくゲーム感覚で習得 | 入門~上級(日常英会話、語彙・文法) | あり(日本語UI/コース) |
ECC Study Assist | インストール無料;プレミアム登録¥300/月※30日間無料 | ChatGPT搭載の対話練習アプリ;日本人英語アクセントも正確に認識;ストーリー仕立て対話や発話量増強で会話力UP | 初心者~中級(学校教育にも採用) | あり(日本語UI/教材) |
DMM英会話AI | 会員登録で無料利用可※将来時間制限の可能性あり | 大手オンライン英会話のAIレッスン機能;80以上のシーン別ロールプレイ練習が可能;音声・テキスト入力対応&模範解答提示機能 | 初心者~中級(旅行・職場など場面練習) | あり(日本語UI/解説) |
AI Speak Tutor 2 | インストール無料;Basic無料、Prime ¥1,980/月 | イーオン提供のAI対話アプリ;シーン設定して役割を演じる対話練習;45種類の職業別会話や13カ国の発音設定で多様な英語に対応;CEFR基準のAIレベル診断搭載 | 初心者~中上級(旅行・ビジネス赴任準備など) | あり(日本語UI) |
ネイティブキャンプ NC×AI | 完全無料・無制限(会員登録不要) | オンライン英会話「NativeCamp」のAI講師機能;回数無制限&無料で好きな時に話せる;実際の講師の肉声をAIに使用し臨場感ある対話 | 入門~上級(練習相手がいない時の会話練習に最適) | あり(日本語UI) |
注:価格は2025年9月時点の情報で、為替やプラン変更により変動する可能性があります。無料プランや無料体験が用意されているツールも多いので、まずは気軽に試して自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。
各AI英会話ツールの特徴と詳細
スピークバディ (SpeakBuddy)
- 名称:スピークバディ(SpeakBuddy)
- 無料・有料:インストール自体は無料で、アプリ内で全機能を試せる無料体験あり。有料プランは月額約3,300円で、12ヶ月プラン等の割引プランも提供されています。
- 主な機能・特徴:豊かな表情を持つAIキャラクター「バディ」が会話相手となり、800以上の実践的シーンで英会話を練習できます。AIがユーザーの発話内容を分析してリアルタイムでフィードバックし、各自のレベルや目的に合わせた最適なカリキュラムを自動作成してくれるのが特徴です。また、ChatGPT技術を活用したフリートーク機能により、人間と話すような自然な対話も可能です。発音練習やビジネス英語、旅行英会話など幅広いトピックを収録し、1回15分程度の短時間レッスンで続けやすい構成になっています。
- 対象レベルや学習スタイル:初心者から上級者まで幅広く対応しており、毎日の学習頻度やレベルに合わせて個別最適化されたレッスンを提供します。講師と直接会話する前の練習台として、自分のペースでスピーキング量を増やしたい人に適しています。実際の利用者からは「人間相手より気が楽で、間違いを恐れず話せる」という声もあります。一方で「AI相手では実際の会話力向上に限界もある」との指摘もあり、AI練習と実践を組み合わせると効果的です。
- 日本語対応:日本語のユーザインタフェースや解説に対応しており、アプリ内メニューや学習ガイドは日本語で利用できます。また不明点は日本語で質問できるサポートも整っています(公式サイトより)。日本人学習者向けに設計されているため、安心して利用できるでしょう。
スピフル (SUPIFUL)
- 名称:スピフル(SUPIFUL)
- 無料・有料:インストールは無料です。7日間の無料トライアル期間が設けられており、期間中に解約すれば料金はかかりません。有料版は月額5,478円ですが、12ヶ月プランでは月あたり3,831円に割安となります。ビジネス特化のサービスだけあって若干高めの価格設定ですが、トレーニング内容を考えると妥当と言えるでしょう。
- 主な機能・特徴:英語コーチングで実績のある「プログリット」が開発したビジネス英語特化型のAI英会話トレーニングアプリです。スマホだけで口頭英作文や独り言英会話といったインプット・アウトプット練習が完結します。特に「独り言英会話」機能では、1日1回AIが発話内容を添削し、話すスピードや表現を改善提案してくれるため、一人でも効率よくスピーキング練習が可能です。ビジネスシーンや日常会話など300以上のテーマが用意されており、自分のレベルに合った難易度を選んで練習できます。AIによる発音チェックやフィードバック機能も搭載されており、プロのコーチ無しでも継続的に発話力を伸ばせる工夫がされています。
- 対象レベルや学習スタイル:ビジネス英語を強化したい中級~上級者に特に適した設計です。ビジネス頻出表現の反復練習を通じて自然な言い回しを習得できるようになっており、仕事で英語を使う社会人ユーザーが多いようです。一方、ユーザーレビューでは「初心者にはやや難易度が高い」との声もあります。実際の人と会話はできないためスピーキングの実践機会としては補助的ですが、忙しいビジネスパーソンがスキマ時間で学習するには最適なツールと言えます。
- 日本語対応:日本語でのUI表示およびサポートがあります。学習開始時のガイダンスや設定画面、解約手続き等も日本語で案内されるため、英語学習アプリ初心者でも扱いやすいです。提供元が日本企業(プログリット)ということもあり、困った時の問い合わせなども日本語で対応してもらえます。
Santa アルク (サンタ)
- 名称:Santa(サンタ)※アルク社提供
- 無料・有料:無料プランあり。単語学習や一部問題は無料で利用できますが、TOEIC演習など主要機能は有料です。有料プランは1ヶ月約5,980円から設定されており、3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月と長期ほど割安になります (例:1年プラン72,635円 )。新規会員登録後24時間は全機能を無料体験できるので、まずは試してから続けるか判断できます。
- 主な機能・特徴:英語教材の老舗アルクが提供する、TOEIC対策に特化したAIアプリです。AIが大量のデータ分析に基づき受験者の現在の実力を測定し、約95%の精度でスコアを予測してくれます。そのスコアギャップに応じて最適な学習プランや弱点克服問題を提案してくれるため、効率よくTOEICスコアアップを目指せます。さらに、GPT-4を活用した「Santa Tutor」というAIチャット機能があり、学習中に生じた疑問をいつでも質問できます。解説が欲しい問題や単語の意味などをAI講師が答えてくれるイメージで、まるで家庭教師がついているような安心感があります。コンテンツ面では、リスニング/リーディング問題はもちろん、文法や語彙も網羅され、初心者~上級者まで現在のレベルに合わせて学習可能です。
- 対象レベルや学習スタイル:TOEIC入門者(スコア目安400点台)から上級者(900点以上狙い)まで幅広く対応しています。AIが弱点を分析し重点的に出題してくれるため、独学で伸び悩んでいた方や効率重視の学習者に向いています。英会話というより試験勉強中心のためスピーキング練習要素は弱いですが、TOEICスコアを上げたい社会人・学生には強力なツールです。無料プランでも制限付きで利用できますが、「スコア予測やカリキュラム提案がとても役立つ」という声が多く、本格的に使うなら有料プランの価値が高いでしょう。
- 日本語対応:日本語での操作・表示に完全対応しています。解説やメニューも日本語なので迷うことはありません。アルクの公式教材(「キクタン」等)とも連携しており、日本人学習者が馴染みやすいUI設計です。また、GPT-4搭載チャットに日本語で質問すれば日本語で答えてくれるため、初級者でも安心です。
Gymglish (ジムグリッシュ)
- 名称:Gymglish(ジムグリッシュ)
- 無料・有料:インストールは無料。15日間の無料トライアル期間が用意されており、まずは有料コースの内容を試すことができます。その後はサブスクリプション制で、選択するコース(週3回ペースのBasicコース or 週5回のPremiumコース)と契約期間に応じて月額料金が異なります(例:12ヶ月契約の場合月額4,563円程度 )。長期契約ほど割安になる仕組みです。
- 主な機能・特徴:フランス発のAI語学学習プログラムで、英語以外にも仏語・独語・西語・伊語などにも展開されています。英語版ではコミカルなストーリー仕立ての教材を毎日配信し、漫画を読むように楽しく英文読解・リスニングができるのが特徴です。ユーザーの回答データに基づき、AIが学習者のレベルや習熟度に合わせてレッスン内容を個別構成します。また、忘却曲線の理論を活用し、最適なタイミングで復習問題を出題して記憶定着を図る復習機能も備わっています。日々届くレッスンには、ストーリーを読んで質問に答える読解問題、会話音声のリスニング問題、必要に応じた文法説明などが含まれ、1レッスンは約15分で完了します。スピーキング練習については音読やシャドーイング推奨程度でAIとの対話機能はありませんが、英文法・読解力・リスニング力を総合的に伸ばしたい人に向いています。
- 対象レベルや学習スタイル:初級者~中級者を中心に、楽しく継続したい学習者にマッチします。ストーリーの内容はシンプルな日常会話から始まり徐々に難易度が上がるため、英語学習が久しぶりの方でも無理なく取り組めます。ユーザーの声として「短時間で英語力を強化でき、忙しくても続けやすい」「自分のレベルに合った内容を選んでくれる」など継続のしやすさが評価されています。一方、「添削機能がない(自分の書いた回答の誤りが指摘されない)」「価格が高め」といった指摘もあります。割と和気あいあいとした教材内容なので、楽しみながら英語に触れたい社会人・学生におすすめです。
- 日本語対応:部分的に日本語サポートあり。公式サイトやアプリの案内ページは日本語訳が用意されていますが、肝心のレッスン内容(ストーリーや問題解説)は基本英語で進行します。文法説明なども英語で書かれるため、完全初心者には難しい場合があります。ただし、日本人向けの問い合わせサポートや設定画面の日本語表示など最低限の対応はされています。英語漬けの環境に抵抗がなければ問題なく利用できるでしょう。
レシピー (Recippe)
- 名称:レシピー(Recippe)
- 無料・有料:完全無料プランあり。レシピーは基本機能を無料で使える太っ腹な設定ですが、AI機能を十分活用するには有料プラン加入が推奨されています。有料プランは複数あり、例えばBasicプランが月額約2,400円、Standardプラン約3,600円、Proプラン約6,000円(契約期間による割引あり)といった価格帯です。まずは無料プランで使用感を確かめ、自分に合えば有料プランに移行すると良いでしょう。
- 主な機能・特徴:英語の**「聞く・話す・読む・書く」4技能をバランスよく学べるオールインワンの学習アプリです。TOEIC対策など目的別コースも充実しており、ユーザーから「スコアアップを実感した」との声も多くあります。AIが学習者一人ひとりのレベルや目標に応じて最適な学習カリキュラムを自動生成**してくれるため、「今日は何を勉強すればいいか迷わない」と好評です。また、AIによる発音チェック機能を搭載しており、自分の発音のどこが不正確かを指摘・矯正できます。他にも、英単語・熟語の暗記テスト、リスニング練習、ビジネス英語の表現学習、英作文の添削など幅広いコンテンツが揃っています。一日の課題はAIが自動生成して提示してくれるので、忙しい人でも「やるべきことが明確で取り組みやすい」とのことです。
- 対象レベルや学習スタイル:基礎単語からTOEIC800点以上レベルまで初心者~上級者に対応しています。特に総合力を上げたい人、例えば「リスニングもリーディングもまんべんなく伸ばしたい」という欲張りな学習者に向いています。また、毎日AIから出される課題をこなすのが習慣化しやすいため、独学で続けるモチベーションが上がりにくい人にもおすすめです。ユーザーのコメントでは「ニュースや雑誌のビジネス英語も学べ、仕事に使える表現を習得できた」「日々の課題をAIが作成してくれるので迷わず取り組めた」という声があり、ビジネスパーソンにも好評です。
- 日本語対応:日本語で利用可能です。メニューや設定、学習内容の説明も日本語で表記されており、疑問があれば日本語で質問できるサポートも提供されています。国内向けのサービスなので、アプリ内の例文和訳や単語の日本語訳なども充実しており、英語初心者にも使いやすい設計です。
スピーク (Speak)
- 名称:スピーク(Speak) – シリコンバレー発のAI英会話アプリ
- 無料・有料:インストールは無料です。7日間の無料体験が提供されており、有料プラン加入前に十分試せます。有料プランは月額3,800円の「プレミアムプラン」のほか、年払い19,800円(実質月1,650円)のコースもあります。さらに手厚いサポートが受けられる「プレミアムプラス」や無制限利用の「プレミアムアンリミテッド」など上位プランも用意されています。
- 主な機能・特徴:その名の通りスピーキング特化を打ち出したAI英会話アプリです。OpenAI(ChatGPT開発元)が出資する企業が提供しており、高度なAI技術を英語学習に活用しています。特徴的なのは1レッスン20分で1,000語以上話すようデザインされた独自カリキュラムで、音素レベルでユーザーの発音を分析しながらフィードバックする仕組みです。このカリキュラムに沿って練習すれば、初心者でも徐々に自然な英語の発音が身につくとされています。AIとの会話練習では、会話相手のAIが発話内容に応じて適切な応答を返し、さらにユーザーの発言に対するフィードバックも行います。単なる聞き流しではなく、自分で話し、それにAIが反応する双方向のレッスンである点がポイントです。4技能(読む・書く・聞く・話す)すべてをカバーしており、専門分野の英語や資格試験対策コンテンツも充実しています。
- 対象レベルや学習スタイル:英会話初心者~中級者で、特にスピーキング練習量を増やしたい人に向いています。ユーザーからは「他アプリに比べ圧倒的に話す量が多く、一人でも練習しやすい」「好きな時に練習できて英語を話す機会が増えた」と高評価が寄せられています。一方で「フレンドリーな日常会話には良いが、ビジネスシーンの堅い表現には不向き」との指摘もあり、カジュアルな会話練習を重視する設計と言えます。OpenAI絡みということで技術面への期待値も高く、英語でのコミュニケーション能力を効率よく高めたい学習者に人気です。
- 日本語対応:日本語インタフェースに対応しており、アプリ内の説明や設定は日本語で表示できます。会話そのものは基本英語ですが、操作方法や課金案内などは日本語で理解できるので安心です。また、学習開始前にレベル設定や目的選択で日本語ガイダンスがあるため、迷わず始められます。サポート窓口も日本語対応のため、困った際の問い合わせもスムーズです。
Dia Talk (ディアトーク)
- 名称:Dia Talk(ディアトーク)
- 無料・有料:インストールは無料。7日間の無料トライアル期間が設けられており、お試し後に月額プラン4,380円または年額プラン39,400円(※月あたり約3,283円)のサブスクリプションに移行する形です。無料期間内に解約すれば料金は発生しません。
- 主な機能・特徴:AIのネイティブ講師と好きな時間に気軽に英会話レッスンができるアプリです。日常会話やビジネス英語はもちろん、旅行や文化、恋愛の話題まで幅広いジャンルでAIと対話練習が可能です。シナリオベースではなく自由会話形式のフリートークもできるため、「今日はAIと天気について雑談」など自在に会話を楽しめます。難易度も調節可能で、初心者が苦手な速い発話や聞き取りづらいテンポも、自分のレベルに合わせてゆっくりに設定できます。さらに、会話中に英語が出てこない場合には日本語でヘルプを出せる機能があり、伝えたい内容を日本語で入力するとAIが適切な英語表現を提案してくれるので安心です。毎週7回分(1回10分相当)の利用クレジットが付与され、好きなときにまとめて使うこともできます (例:1日に複数回分まとめて実施するなど)。予約不要でいつでもAI講師と話せるため、本番のオンライン英会話(人間講師)前の肩慣らしや、スピーキングテスト前の予行演習として使う人も多いようです。
- 対象レベルや学習スタイル:英会話初心者から中級者まで、幅広いレベルで利用できます。特に「英語で話したいけど講師相手は緊張する」という人の入門に最適です。日本語ヘルプ機能があることで、初心者でも会話が途切れず学習を続けられる点が評価されています。一方で上級者には物足りない可能性もありますが、テーマ次第で深い議論も可能です。運営上の安心感や使いやすさにも配慮されており、シンプルな操作画面や十分なセキュリティ対策が取られています(ユーザーレビューより)。ビデオ通話ではなくテキスト&音声中心なので、自分のペースで気楽に話す練習をしたい人に向いています。
- 日本語対応:UIは完全に日本語対応しており、初期設定やレッスン選択も迷うことはありません。上記の通り、日本語でAIから英語フレーズの助言を得られる機能もあり、英語に詰まったときのサポートが充実しています。日本企業によるサービスのため、アプリ内のお知らせやサポートも日本語できめ細かく対応されており、安心して利用できます。
abceed (エービーシード)
- 名称:abceed(エービーシード)
- 無料・有料:基本利用は無料プランあり。アプリ自体のインストールや一部機能は無料で使えます。さらに月額1,983円からのProプランがあり、こちらに加入すると利用可能コンテンツや機能が大幅に拡張されます。有料版では市販教材の使い放題や模擬試験受験などが解禁されますが、無料版のままでも制限付きながら学習可能なのは魅力です。まずは無料で試し、必要に応じてProプランに移行するとよいでしょう。
- 主な機能・特徴:市販の人気英語教材を多数収録したオールインワン学習アプリです。特にTOEIC対策に強みがあり、「でる1000問」や「金のフレーズ」など定番のTOEIC教材をアプリ上で使えるのが便利です。AIの活用としては、過去の学習データから現在のTOEICスコアを予測し、弱点となっているパートの問題をおすすめしてくれる機能があります。これにより「どの教材・問題をやれば良いか迷わない」と評判です。また、20種類以上もの学習機能(単語テスト、ディクテーション、シャドーイング等)が搭載されており、アプリ1つで英語力を総合的に鍛えられるよう設計されています。Proプランでは映画や海外ドラマが見放題で英語学習できたり、TOEIC/英検のオンライン模試を何度でも受けられるなど、エンタメと試験対策を融合したサービスも特徴的です。
- 対象レベルや学習スタイル:TOEICや英検など資格試験のスコアアップを目指す初級~上級者に適しています。初心者には単語帳機能や基礎文法問題から、上級者には模試挑戦まで幅広い段階をカバーしています。ユーザーからは「多数の問題形式をこのアプリ一つで練習できるのが便利」「AIが自分のレベルに合った問題を自動でピックアップしてくれるので効率的」という声が上がっています。一方、「スマホ画面では長文問題が見づらい」「操作が少し複雑」といったUI面の指摘もあります。基本は自習用ツールですが、AIの個別化学習サポートにより独学でも挫折しにくく、特に目標スコア達成に向け短期間で鍛えたい人に有用です。
- 日本語対応:日本語環境に完全対応しています。アプリ内の解説・単語の意味・設定画面など全て日本語表記で、日本人学習者が使いやすいよう配慮されています。収録教材も日本の出版社のものが多く、単語の訳や文法解説も丁寧な日本語です。困ったときのヘルプやサポートも日本語OKなので、安心して利用できます。
Plang (プレン)
- 名称:Plang(プレン)
- 無料・有料:無料プランが用意されており、一部機能をお試しできます。また、有料版を申し込むと最初の7日間は無料トライアル期間となり、期間中にキャンセルすれば料金は発生しません(プレン公式情報)。有料プランはPremiumプランが月額2,900円(年額契約なら1,075円/月)で、さらに充実した指導が受けられるBoostプランは月額6,900円(年額なら2,483円/月)という価格設定です。まずは無料で試し、気に入ればプレミアム以上に加入すると良いでしょう。
- 主な機能・特徴:AIがユーザー個々のレベルに合わせたカリキュラムを自動作成してくれる英会話アプリです。韓国企業が開発したアプリですが日本市場にも進出しており、発音チェックと英作文添削の精度が高いことが大きな売りです。自分が話した英語やライティングした英文について、AIが細かく分析して即座に改善点をフィードバックしてくれるため、自分の弱点を効率よく克服できます。また教材として映画やドラマなど実際の映像コンテンツを使用している点もユニークです。現地のネイティブが使う生の表現に触れながら学べるので、実践的な会話表現が身につき記憶にも残りやすい設計になっています。さらに習得したフレーズを繰り返し復習させる機能があり、学んだ内容を定着させるサイクルが組み込まれているのも特徴です。基本的に有料プラン中心ですが、無料版でも機能制限付きで利用可能なので、気軽に試せる点も魅力です。
- 対象レベルや学習スタイル:日常英会話力を総合的に伸ばしたい初級~上級者まで幅広く使えます。特に発音や文法の細かな間違いを客観的に直したい人、映画・ドラマのセリフから実用的な表現を学びたい人に向いています。ユーザーからは「個人のレベルに合わせ効率的に英会話力を向上できる点が魅力」「現地の動画からネイティブ表現を学べるのが役立つ」といった声があり、実践志向の学習者に評価されています。一方で「学習パターンが単調に感じる場合もある」「復習頻度が多く新しい内容に取り組む時間が限られる」といった改善要望もあるようです。従来型のテキストより映像教材が好きな人や、AIコーチから手厚くフィードバックをもらいたい人に適したサービスと言えるでしょう。
- 日本語対応:アプリ内の表示は日本語に対応しています。メニューや設定、学習開始前の説明なども日本語で確認できますので、英語学習アプリ初心者でも使いやすいです。韓国企業製ですが、日本人向けにローカライズされサポートも日本語で受けられます。映像教材に日本語字幕が付くものもあり、初心者でも内容を把握しながら学習を進められます。
endless (エンドレス)
- 名称:endless(エンドレス)
- 無料・有料:基本機能は無料で利用でき、AIとの英会話を無制限で練習可能という画期的なモデルです。一部高度な機能や追加コンテンツは有料プランで提供されており、Premium Plus(月額780円/年額4,200円)やPremium Pro(月額1,480円/年額9,900円)があります。しかし、まずは無料版だけでも十分に練習できるため、英会話初心者が費用を気にせず好きなだけスピーキング練習する用途に最適です。
- 主な機能・特徴:アプリ名が示す通りAIと無限にトークできる点が最大の特徴です。既に10万人以上が利用しており、実績もあります。機能面では、AIとの会話練習にとどまらず、「瞬間英作文」(日本語を見て即座に英語で文を作る練習)や独り言英会話(特定シチュエーションを頭に描きながら一人で英語を話すのをAIがチェック)、「英文添削」など、総合的に英語力を鍛えるメニューが豊富です。さらに会話のトピックやシチュエーション、相手キャラクター(アメリカ人男性講師、イギリス人女性講師など)を自由にカスタマイズできます。例えば「空港で道を尋ねる場面」や「ビジネスのプレゼン練習」、あるいは相手を子ども設定にして簡単な英語で話す等、細かく練習内容を設定できるのが魅力です。AIはユーザーの発話に対しリアルタイムで添削や返答を行い、文法的な誤りやより自然な表現への言い換えもしてくれます。基本機能は無料なので、「とにかく話す量を増やしたい」という初級者にやさしいAI英会話アプリとしておすすめされています。
- 対象レベルや学習スタイル:英会話初心者~上級者まで幅広く対応しますが、とりわけスピーキング練習の場が欲しい初心者に評価が高いです。ユーザーの声では「初心者にも本当に使いやすい」「誰でも簡単に英会話を学べる」といった意見があり、敷居の低さが際立っています。一方、上級者からは「有料コンテンツが多い」との指摘もあり、無料部分だけでは高度な内容に物足りなさを感じる場合もあるようです。ただ、低価格プランでも600ターン/月程度は話せるので、コスパ重視で大量に話す練習をしたい人には最適です。設定次第でフォーマルなビジネス英語からカジュアルな日常会話まで練習できるため、自分の課題に合わせてフレキシブルに使えます。
- 日本語対応:日本語UIに対応しており、設定や操作説明はすべて日本語で行えます。初心者向けに作られているため、日本語でのチュートリアルやヒントも充実しています。困ったときはアプリ内のFAQやサポートで日本語による案内が得られるため、英語学習に不慣れな方でも安心して利用できます。
ELSA Speak (エルサ・スピーク)
- 名称:ELSA Speak(エルサ・スピーク)
- 無料・有料:無料プランあり。まずは無料で一部機能(発音診断の一部など)が試用可能です。有料プランはELSA ProとELSA Premiumに分かれ、例えば3ヶ月プランが2,999円、1年プランが8,699円、1ヶ月プラン3,380円などの価格帯です。また永久プラン(Lifetime)もあり、一度の買い切りで永久に利用できるオプションも提示されています。長期的に使いたい場合は永久プランや年プランが割安です。
- 主な機能・特徴:Googleも出資するベンチャーが開発した、英語発音矯正に特化したAIアプリです。AIとディープラーニング技術を活用してユーザーの発音を詳細に分析し、音声のどの部分(母音・子音・アクセント・イントネーションなど)がネイティブと異なるかをフィードバックしてくれます。具体的な改善点が視覚的に表示され、自分の苦手な音や単語を客観的に把握しながら練習できます。コンテンツとしては日常英会話、ビジネス英語、TOEIC・TOEFL・IELTSなどの試験対策発音、さらには早口言葉的なトレーニングやアクセント矯正コースなど幅広く用意されています。特に日本人学習者がつまずきやすいRとLの発音の違い、ストレス(強勢)の位置なども細かく指導してくれます。毎日のレッスンは短時間でゲーム感覚に進められ、学習記録が残るのでモチベーション維持にも役立ちます。
- 対象レベルや学習スタイル:初心者から上級者まで発音を伸ばしたい人全般に対応しています。特に「発音に自信がないので改善したい」「自分の発音レベルを知りたい」というニーズに応えるAI判定機能が支持されています。ユーザーレビューでは「スマホに向かって話すと間違っている部分が画面表示され、自分の弱点音が自覚できる」「毎日短時間で続けやすい」といった好意的な意見が多いです。一方で「AI判定が完璧ではなく、正しく発音しても不正解になる場合がある」「文法の解説などはないので別途勉強が必要」との指摘もあります。また「日本語での説明が少なく初心者にはとっつきにくい部分がある」という声もあり、使いこなすには多少英語に慣れが必要かもしれません。総じて、発音矯正に特化したレッスンを探している人や、AIによる客観評価で発音練習したい人にとって非常に有用なツールです。
- 日本語対応:アプリUI自体は日本語表示に対応していますが、学習コンテンツ内での説明は英語が中心です。例えば「THの発音は舌先を歯の間に…」といった詳細説明は英語で提示されることが多く、日本語での丁寧な解説は少なめです。そのため英語初学者にはやや難しく感じるかもしれません。ただし、判定結果の画面表示(良い/悪い音の箇所)は色分けなど視覚的に分かりやすく工夫されています。日本語話者向けの発音コースも用意されており、日本人特有の発音ミス(カタカナ発音など)にも対応しています。サポートやFAQは日本語で用意されていますので、操作面で困ることはないでしょう。
Speak L (スピークエル)
- 名称:Speak L(スピークエル)
- 無料・有料:インストール無料。10ターン(発話往復)までは無料で対話を試せます。それ以上利用する場合は回数ベースのサブスク課金で、月額650円(600ターンまで)、980円(1200ターンまで)、1,480円(2000ターンまで)という3種の定額プランがあります。自分の利用ペースに合わせたプランを選択できる柔軟な料金体系です。最安プランなら1ターンあたり約1円強と低コストで、初心者でも始めやすい価格設定になっています。
- 主な機能・特徴:OpenAIのChatGPTを搭載した英会話学習アプリで、AI講師とのインタラクティブな会話体験を提供します。特徴は、AI講師の国籍・性格・職業を自由に組み合わせて設定できる点です。例えば「イギリス人のビジネスマン」とか「アメリカ人の医師」など29カ国145職業の中から組み合わせた架空の講師とロールプレイでき、様々な口調や専門分野の英語に触れられます。会話テーマも日常的な話題から経済・哲学に至るまで1,000以上のトピックが用意されており、興味に応じた対話練習が可能です。使い方はユーザーが音声またはテキストでAI講師に話しかけるだけで、AIが即座に返答します。発話内容はAIによってリアルタイムで英文添削されるので、話しながら同時に表現の誤りに気づくこともできます。また音声認識機能による発音トレーニングも組み込まれており、話した内容がテキスト化される際に発音のズレも検知されます。1往復の会話(自分の発話+AI応答)を1ターンとしてカウントし、プランの範囲内で好きなだけ会話練習ができます。
- 対象レベルや学習スタイル:初心者が短い対話から始めて徐々に表現力を伸ばす使い方から、上級者がニッチなトピックでディスカッション練習をするまで幅広いレベルに対応します。特にエコノミープラン(月650円)は低料金で始められるため初心者におすすめとされています。一方で2000ターンプランでも月1,480円と比較的安価なので、上級者が大量の会話練習を積む用途にも向いています。ユーザーの選んだAI講師の設定によって会話の雰囲気も変わるため、飽きずに多彩なシチュエーションを経験できるメリットがあります。「会話パターンが豊富」「旅行やビジネスで使える多種多様な表現が学べる」「発音やイントネーションの採点機能で弱点把握しやすい」といった評価があり、アウトプット練習を重ねたい中級者以上にも有用です。逆に「慣れてくると単調に感じる」「AIの反応が時々機械的」「通信環境によって音声遅延がある」との指摘も散見され、その辺りは今後の改善が望まれます。総合すると、ChatGPTの汎用性を活かした自由度の高い英会話練習ができるアプリとして注目されています。
- 日本語対応:アプリの操作画面・設定等は日本語化されています。会話自体はもちろん英語ですが、日本語話者が使いやすいようUI上の案内や説明は日本語で表示されます。AI講師に対して日本語で質問するといった機能は基本ありませんが、困った場合はFAQや問い合わせで日本語サポートが受けられます。多言語対応の一環として日本語UIが提供されているため、日本人ユーザーも戸惑うことなく利用できるでしょう。
booco (ブーコ)
- 名称:booco(ブーコ)
- 無料・有料:無料プランで必要な書籍のみ購入して利用する形と、Plusプラン(月額1,584円~)で書籍読み放題+AI機能利用という形があります。無料プランでは例えば自分が持っているアルクの教材1冊分だけ購入して使う、といった利用が可能です。Plusプランに加入すると100冊以上の教材が追加費用なしで使い放題となり、さらにAIを活用したクイズ自動生成・暗記支援・学習管理機能が開放されます。まずはFreeプランで様子を見て、複数教材を横断して学びたくなったらPlusプランに移行すると良いでしょう。
- 主な機能・特徴:アルクが長年培ってきた英語教材約600冊分以上のコンテンツに対応した学習アプリです。具体的には有名な単語帳「キクタン」シリーズ、TOEIC L&Rテスト対策本、リーディング練習用教材、スピーキング練習ドリル、英文法書など非常に幅広い教材が収録・対応されています。ユーザーは自分の学習目的に合った教材を選び、それをアプリ内で音声を聞いたりクイズを解いたりしながら学習できます。AI機能としては、学習者のレベルや進捗に応じて苦手な問題を優先出題するレコメンド機能や、最適なタイミングで復習を促す機能があります。またシャドーイング(お手本音声に続いて発音)やディクテーション(音声を書き取り)練習も可能で、発音を正確に評価するAI音声認識も搭載されています。スマホ一つでテキストを読み、音声を聞き、練習問題を解くことができ、さらに通勤時間などの隙間時間に電子書籍感覚で教材を読んだり音声を聞いたりできるのも魅力です。学習した単語の記憶定着度もAIが管理し、必要に応じて効率的に復習させてくれるため、忘れがちな人も安心です。
- 対象レベルや学習スタイル:掲載教材の難易度が初級(中学生レベル単語)から上級(TOEIC満点・英検1級レベル)まで幅広いため、初心者~上級者まで自分に合った学習が可能です。特に単語暗記やリスニング強化、読解練習など目的がはっきりしている人に向いています。例えば「TOEICのPart5文法問題を強化したい」「英検2級の単語を覚えたい」「洋画のセリフでシャドーイングしたい」等、自分の学習プランがある程度決まっている人が、その教材を有効活用するためのツールとして優秀です。ユーザーからは「苦手な問題をAIが出題してくれるので効率的に勉強できた」「電子書籍感覚で音声が聞けて毎日続けやすい」という声が聞かれます。一方で「アプリが重い」「巻き戻し機能が使いづらい」といったUI面の改善要望もあります。総じて、既存の英語教材を最大限に活かしつつAIサポートで効率化したい学習者に適したプラットフォームです。
- 日本語対応:完全に日本語対応されたアプリです。元々が日本向けの英語教材を扱うアプリなので、操作説明から教材内の解説まですべて日本語で利用できます。英単語に関しても日本語訳・例文が表示されますし、設定やヘルプも日本語です。日本語の学習者サポートもあり、アルクのコーチングサービス等と併用することで人的アドバイスを日本語で受けることも可能です。日本語環境で英語学習を進めたい人にはうってつけでしょう。
Duolingo (デュオリンゴ)
- 名称:Duolingo(デュオリンゴ)
- 無料・有料:基本プレイ無料で、アプリ内広告を見ることでほぼすべてのレッスンを利用できます。より快適に学習したい場合や無制限でレッスンを進めたい場合は、有料のDuolingo Super(月額約992円)に加入する形です。Super版では広告非表示やハート(誤答による一時中断)無制限、追加のパーソナライズド練習機能が利用可能になります。初回2週間の無料トライアルも提供されています。
- 主な機能・特徴:世界で最も利用者の多い語学学習アプリの一つであり、ゲーム感覚で英語のリスニング・スピーキング・リーディング・ライティングを総合的に鍛えられます。AIと学習科学の知見を活用して、各学習者に最適化されたレッスンを提供するのが強みです。具体的には、学習者の解答履歴をもとに習熟度をリアルタイム分析し、簡単すぎず難しすぎない絶妙な問題を次々と出題してくれます。理解が怪しい分野は繰り返し、理解できている内容はスキップするなど、効率よく知識を定着させるアルゴリズムが組まれています。また、Duolingo内にはフクロウの「デュオ」など個性豊かなキャラクターが登場し、レッスンを進める中で応援メッセージをくれたり学習を盛り上げてくれます。最近では各キャラクターとチャット形式で会話練習ができる対話型AIチャットボット機能(一部課金)が導入され、簡単な英会話シミュレーションも可能になっています。他にも学習者の実力を判定する英語力認定テストや、発音チェック、文法説明、聞き取り問題など、多彩な問題形式で飽きさせない工夫が満載です。
- 対象レベルや学習スタイル:入門者から中級者までが主な対象です。全くの初心者がゼロから日常会話の基礎表現や文法を学ぶのに適しており、楽しくゲーム感覚で進められるため子どもにも人気です。上級者にとっては内容が簡単すぎる場合がありますが、語学学習を習慣化したい時の毎日のトレーニング用として利用している人もいます。ユーザーの声では「日常で使えるシンプルな表現が身につく」「試験向けの高度な表現より普段使える知識を得られるので十分」といった意見があり、カジュアルな日常英語の習得に焦点を当てたい層にフィットしています。一方「ネイティブと話すと伝わらない表現もありそう」との声もありますが、これは逆に言えば教材が実用的な範囲に絞られている証拠とも言えます。毎日コツコツ続けると効果が出るとの報告が多く、スキマ時間でゲームを遊ぶ感覚で語彙や文法を増やしたい人に最適です。
- 日本語対応:アプリUIは完全に日本語化されています。日本語話者向けに「英語コース(日本語話者向け)」が用意されており、問題文や解説も日本語で表示されるため初心者でも安心です。各英単語には丁寧な日本語訳が付いていますし、キャラクターとのチャット機能でも日本語でヒントをもらえます(有料版の「ロールプレイ」機能では、AIキャラがゆっくり話したり日本語で意味を教えてくれるモードもあり)。もちろん、他言語コースを選べば学習言語と母語の組み合わせによっては英語UIになりますが、日本語話者が英語を学ぶ場合は全編日本語サポート付きで利用できます。サポートサイトやコミュニティも日本語展開されており、困った際の情報も入手しやすいです。
ECC Study Assist
- 名称:ECC Study Assist
- 無料・有料:インストールは無料。30日間の無料体験期間が設けられており、それ以降継続する場合は月額300円という安価なプレミアム登録が必要です。月300円という手頃な価格で利用できるのは、ECCが提供する実店舗コース受講生の副教材的な位置付けもあるためと思われます。実際にECCの英会話コース受講者はこのアプリを連動利用できる仕組みになっています。
- 主な機能・特徴:大手英会話スクールECCが開発した、ChatGPT搭載のAI英会話学習支援アプリです。AI講師との対話を通じて実践的な英語練習ができ、普段の独学では不足しがちな発話量を確保することを目的としています。特徴的なのは、AIが日本人特有の発音もしっかり聞き取ってくれる点です。例えばカタカナ発音になってしまった場合でも、AIが意図を汲み取り会話を続けてくれるため、初心者でも挫折しにくくなっています。その上で、徐々に自然な発音に近づけるようAIが指導してくれます。レッスンはストーリー仕立てになっており、AIとの対話型シナリオに沿って進むのでゲームをしているような感覚で取り組めます。扱う内容は英単語・英文法の基礎から日常英会話、フォニックス(発音規則)まで幅広く、学校で習った知識を会話に応用する練習にも適しています。またこのアプリの取り組みは文科省の「グローバル人材育成のための英語力向上事業」にも採択されており、小中学校への導入も進んでいるため子どもの学習にも活用されています。ECCの教室で習った内容をこのアプリで復習したり、通っていなくても自主学習ツールとして利用可能です。
- 対象レベルや学習スタイル:英会話初心者~中級者向けです。特に「英会話を始めたいがスクールに通う時間がない」「最初の一歩を踏み出すのにAIで慣れたい」という人に合っています。実際の利用者からも「好きなことだけ選んで進められ、無駄な雑談もないので効率的」「AIなので予約不要でスキマ時間に練習できる」と好評です。一方で「詳しく深掘りしたい部分には向かない」「AIとの会話はやや不自然さも残る」との声もあり、あくまで基礎練習用と割り切った方が良いでしょう。とはいえ、「発音や文法の間違いをすぐ指摘してくれる」「自分のレベル・ペースに合わせレッスン調整できる」といった利点があり、通学コースの補完や子どもの自宅学習にも有用なツールです。
- 日本語対応:日本語UIに完全対応しています。ECCが国内向けに開発したアプリなので、操作メニューやレッスン開始時の説明はもちろん、AIの指示文なども必要に応じ日本語表示されます(例:「英語で答えてみましょう」等)。また文法解説や単語の意味説明なども日本語で読めるため、基礎段階の学習者に優しい設計です。ECC教室と連動する場合は、日本語での学習カウンセリング等も受けられます。
DMM英会話 AI
- 名称:DMM英会話 AI
- 無料・有料:DMM会員登録をするだけで無料で利用可能です。現在はベータ版的な位置付けで、時間無制限で使えますが、将来的には利用時間に制限が入る可能性があると案内されています。ただし、2025年9月時点ではDMM英会話の有料会員でなくても登録すれば誰でも使えるため、事実上無料のAI英会話サービスとして提供されています。
- 主な機能・特徴:大手オンライン英会話サービスのDMM英会話が提供する、AI講師との英会話トレーニングツールです。職場・空港・レストラン・病院など80以上のシーン別シナリオが用意されており、シチュエーションを選ぶだけでその場面に合わせたロールプレイ練習ができます。例えば「海外のホテルでチェックイン」といった状況を選ぶと、AIホテルスタッフとの会話が始まり、自分は宿泊客役として英語で応対する…といった具合に疑似体験的な英会話レッスンが可能です。操作はとても簡単で、音声入力でもテキスト入力でもOKです。音声で話しかければAIが理解してテキスト化してくれるのでスピーキング練習になり、テキストで入力すればライティング練習にもなります。初心者でも安心して始められるように、答えに迷ったときは「回答例」を画面に表示する機能もあります。汎用的なフレーズの例をAIが提示してくれるので、それを参考に自分なりの答えを言ったり、コピペして少し変えて送信したりできます。こうしたヒント機能のおかげで、語彙や表現が出てこなくても会話が中断せず進められます。以上のように音声・テキストの両面からスピーキングとライティングを強化できるのがDMM英会話AIの利点です。
- 対象レベルや学習スタイル:英会話初心者~中級者に特におすすめとされています。自分のレベルに応じてシチュエーションを選べるため、たとえば英語初心者なら「空港で道案内」など簡単な場面から、少し慣れてきたら「ビジネスでのプレゼン練習」など高度な場面にも挑戦できます。人前だと恥ずかしくて話せないという人でも、AI相手なら間違いを気にせず話せるとの声があります。ユーザーレビューでも「AIなので遠慮なくどんどん話せる」「間違った時はちゃんとそれと分かる」とポジティブな意見が多いです。無料登録だけで時間を気にせず使えるため、毎日好きなだけロールプレイを繰り返してスピーキング力を伸ばしたい人にピッタリです。一部、「無料期間を過ぎた後の費用が高い」「続けるか迷う」とのコメントもありますが、2025年現在では完全無料の状態が続いており、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。将来的に有料化される可能性もありますが、その場合でもDMM英会話の有料会員(月6,480円~)に付随する特典になるなどの形が予想されます。
- 日本語対応:日本語でのUI表示・サポートに対応しています。アプリ(またはウェブ)上のメニューや設定は日本語なので、登録からレッスン開始まで迷うことはありません。シナリオの選択画面も日本語でシチュエーションが書かれているため、自分に合った場面を直感的に選べます。回答例表示の機能では、日本語でヒントが出ることもあり(「予約を取りたい旨を伝えてみましょう」等)、初心者に配慮された設計です。全体として日本人学習者がストレスなく使えるよう調整されているため、英語学習アプリに不慣れな方にも使いやすいでしょう。
AI Speak Tutor 2
- 名称:AI Speak Tutor 2
- 無料・有料:インストール無料です。Basicプランは無料で、一部教材と機能を利用できます。より充実した学習をするにはPrimeプラン(月額1,980円)またはPrime Plusプラン(月額3,300円)への加入が必要です。7日間の無料体験期間も設けられており、試用後に継続するか判断できます。料金的には他社AI英会話アプリと比べ標準的な水準ですが、イーオンの教室レッスンと比べれば格安であるため、スクール代わりに利用する人もいるようです。
- 主な機能・特徴:英会話スクール大手のAEON(イーオン)が提供する対話型英語学習アプリです。設定されたシーンの中で自分は特定の役割(例:店員と客なら客役)を演じながら、AIと会話表現を練習する形式になっています。このロールプレイ練習により、より実践的でリアルな英会話力が身につくのが売りです。初心者から中上級者まで英語レベルに応じて柔軟に活用でき、45種類の職業別英会話シナリオや、アメリカ・イギリス・インドなど13か国の発音設定が用意されており、様々な英語に触れられるのも特徴です。例えば「医者と患者」「レストランの店員と客」「エンジニア同士の会議」など豊富な会話パターンがあり、海外赴任前に現地の場面練習をしたり、職業別の専門表現を学んだりできます。また、自分の発音やイントネーションをAIが客観的に評価・採点するAIレベル診断機能があり、これはCEFR(国際標準の語学力指標)に基づいたスコアとレポートで確認できます。どのくらい話せるようになったかを見える化できるため、モチベーション維持にもつながります。
- 対象レベルや学習スタイル:初心者から中上級者まで幅広くカバーしますが、特に海外出張・赴任や仕事で英語が必要な方、あるいは特定の国のアクセントに慣れておきたい方におすすめです。例えば「インド英語の訛りに触れておきたい」「将来パイロット志望なので航空英語を練習したい」など、ニーズに合わせて会話シナリオを選べます。ユーザー評価では「会話パターンが非常に多く多種多様な状況の表現を学べる」「旅行やビジネスで使える知識が増えた」「発音やイントネーションをAIがチェックしてくれるので弱点が分かる」といった声が上がっています。継続利用した感想としては「会話特化のシンプルなアプリなので慣れると単調」「もっと楽しめるコンテンツが欲しい」との意見もあり、エンタメ性より実用性重視の設計と言えます。初めて英会話アプリを使う人にとっては料金も比較的リーズナブルで始めやすく、とにかく色々な場面での会話練習を積みたい人に適しています。AIのフィードバックについても「単なる単語の正誤でなく文全体のニュアンスまで理解して指摘してくれるのに驚いた」「レベルに合わせて会話テーマを調整してくれるので実用的」と高く評価されています。総合的に、イーオンの質を踏襲した安定感のある学習体験が得られるでしょう。
- 日本語対応:アプリのデザイン・操作説明は日本語で直感的に扱えます。日本人学習者を主眼に置いているため、困ったときのヘルプや設定も日本語表記です。会話自体は基本英語のみですが、レベル診断の結果レポートは一部日本語で解説が書かれており、弱点分析なども理解しやすくなっています。イーオンブランドへの信頼感や、日本語でのサポート体制も整っているので、語学アプリ初心者でも安心して取り組めます。
ネイティブキャンプ NC×AI
- 名称:ネイティブキャンプ NC×AI(NativeCampのAI英会話機能)
- 無料・有料:完全無料・回数無制限で利用可能です。オンライン英会話「ネイティブキャンプ」のアプリ内にあるNC×AIタブから誰でも無料でアクセスできます。会員登録も不要で、ネイティブキャンプのアプリを開いてNC×AIコーナーに行けばすぐに始められます。時間や回数の制限も一切ないため、24時間365日好きなだけ使えます。将来的にどうなるかは未定ですが、少なくとも現時点では費用ゼロで使える破格のサービスです。
- 主な機能・特徴:ネイティブキャンプ社が2025年4月にリリースした新機能「AI英会話 – フリートーク」は、AI英会話講師と自由に会話できる点が特徴です。特に優れているのは、実際のネイティブキャンプ講師の肉声をAI音声に使用していることで、非常にリアルな発音・抑揚の英語が返ってくることです。人間と話しているかのような自然なやり取りが可能となっており、臨場感のあるフリートーク体験ができます。練習したいテーマやシチュエーションを特に選ぶ必要はなく、自分のペースで好きな話題を好きなだけ話せるため、「ちょっと英語で雑談したい」と感じた時にすぐ利用できる気軽さがあります。ChatGPT系のAIを活用していると思われ、ユーザーの発話内容に応じて柔軟に会話を続けてくれます。もちろん途中で言葉に詰まっても、AIがうまく話題を振ってくれるので安心です。AI相手なので間違えてもうまく話せなくても恥ずかしくないことから、練習のハードルを大きく下げる効果が期待されています。さらに、ネイティブキャンプの他コンテンツ(リスニングマラソンやAI発音トレーニング等)とも連携しており、一つのアプリで総合的に英語力を鍛えられるオールインワン英語学習アプリとなっています。
- 対象レベルや学習スタイル:英会話を始めたい全レベルの学習者に適しています。特に「英会話に興味があるけど最初の一歩が踏み出せない」「講師と直接話すのは緊張する」という初心者の背中を押すために開発された経緯があり、入門者にとって理想的な練習環境と言えます。実際に「英語を話す恥ずかしさから解放され、間違いを気にせず練習できる」という点が大きなメリットとして紹介されています。一方で中級~上級者にとっても、ネイティブ講師と予約不要で24時間好きなだけ話せるのは貴重な機会です。特定の教材やシナリオに縛られず自然なフリートークができるので、アウトプットの場として重宝するでしょう。子ども専用の「ネイティブキャンプ キッズ」サービスにもAI講師が導入されており、絵本や歌を使った子供向け英会話練習にも応用されています。つまり年齢問わず、「とにかくたくさん英語を話す」練習をしたい人すべてに開かれたツールです。無料・無制限ということで利用者急増中ですが、運営側も順次AI講師を追加して対応しているため、今のところストレスなく使えます。
- 日本語対応:日本語のUI・説明に完全対応しています。ネイティブキャンプのアプリ自体が日本人向けに作られており、NC×AIの利用方法も日本語で丁寧にガイドがあります。初回起動時には日本語でAI機能の特徴や使い方が案内され、ワンタップでフリートークを開始できます。AI講師との会話中は基本英語のみですが、アプリ内で困ったときはすぐ日本語ヘルプを参照できるので安心です。またネイティブキャンプ全体のサポートとして日本人カウンセラーの無料サポートもあるため、学習方法の相談なども日本語で可能です。総じて、日本語話者が壁を感じずにAI英会話を活用できる環境が整っています。
以上、AIを活用した英会話学習ツール・プラットフォームの主要なサービスをまとめました。それぞれ料金体系や得意分野(発音矯正・試験対策・ビジネス特化・子供向け等)、そしてAIならではの機能に違いがあります。まずはいくつか無料で試してみて、自分の目的やレベルに合ったものを見つけてみてください。AIを上手に取り入れることで、従来の学習よりも効率的かつ気軽に英会話力を伸ばすことができるでしょう。自分にぴったりのAI英会話パートナーを見つけて、楽しく継続することが上達への近道です。頑張ってください!
参考資料:AI英会話アプリの機能・特徴・料金プラン等