こんにちは!バスケ大好きブロガーのKenです。今回は、2024-25シーズンにNBAからBリーグへ復帰した渡邊雄太選手の成績や、その数字がやや低調に見える理由を徹底的にまとめてみました。千葉ジェッツ加入で大きな期待を背負った渡邊選手ですが、実際のスタッツを見ると「ちょっと物足りないかも?」という声も少なくありません。とはいえ、チームへの貢献度や怪我の影響など、背景を掘り下げてみると評価すべきポイントはたくさんあるんですよね。さっそく、詳しく見ていきましょう!


渡邊雄太選手の個人成績(Bリーグ復帰後)

まずは気になる個人成績から。渡邊雄太選手は2024-25シーズンにNBAからBリーグへ復帰し、千葉ジェッツでプレーしました。期待値が高かったぶん「もっと圧倒的な数字を出すのでは?」という声もありましたが、実際はチームに貢献する堅実なスタッツを残しています。

シーズン(所属)出場試合数平均出場時間平均得点 (PPG)平均リバウンド (RPG)平均アシスト (APG)FG成功率 (3P成功率)
2024-25(千葉ジェッツ)29試合30分31秒14.6点6.0本1.6本41.3% (32.0%)

さらにブロック0.7本、スティール0.7本を記録し、フリースロー成功率は69.6%でした。

チーム内では得点上位の14.6点を挙げているとはいえ、NBA帰りのスター選手としては「あと少し欲しい」という意見もちらほら。ファンの中には「平均17得点・8リバウンド・1.5ブロックはいけるはず」という期待を持っていた人もいたようです。実際には15点前後にとどまった要因として、後ほどご紹介するチーム事情や役割分担があると考えられます。


千葉ジェッツのチーム成績(勝率・順位)

続いて、千葉ジェッツ自体のチーム成績をチェックしましょう。渡邊選手が加わったことで「優勝候補筆頭」と見られていた千葉ジェッツですが、最終的にはどうだったのでしょうか?

  • 2024-25シーズンの千葉ジェッツ33勝17敗(勝率約66%)で東地区2位(群馬と同勝率で並び、宇都宮に次ぐ)という結果でした。もともと渡邊選手が「日本人枠」でありながら“外国籍選手級”の大物ということで、大きな戦力アップになるという期待が高かったんですね。
  • シーズン序盤は渡邊選手が不在でも8勝1敗と快調な滑り出し。さらに復帰直後には14勝2敗まで伸ばして東地区単独首位に立つなど、とにかく波に乗る時期もありました。しかし、最終的には前年と同程度の順位(前年は東地区3位、35勝25敗)に落ち着き、宇都宮ブレックス(昨季51勝9敗)の壁を崩しきるには至りませんでした。勝率自体も「圧倒的」とは言いがたく、事前の“無双予想”ほどの強さは見せられなかった印象です。
  • チームスタッツで見ると、千葉ジェッツは平均得点82.2点(リーグ5位)と攻撃力はなかなか。ただし、FG成功率44.6%(9位)と決定力の面で課題を残しており、渡邊選手のFG成功率低下が少なからず影響したとの見方もあります。

渡邊選手とチームの数字が伸び悩む理由

ここからは、渡邊選手および千葉ジェッツのスタッツ・勝率が「期待ほどではない」とされる背景について、考えられる要因をいくつか整理してみました。

① チーム内での役割と層の厚さ

千葉ジェッツは複数の主力が得点を分担するチームなんです。エースの富樫勇樹選手は平均14.4点・5.1アシストを記録し、外国籍のクリストファー・スミス選手(16.3点)やDJ・ホグ選手(15.4点)など得点源が豊富。強豪チームだからこそ渡邊選手だけに得点を偏らせることはせず、実際「スタッツはそこまで伸びないかも…」という予想が当初からありました。

また、渡邊選手自身もNBAではロールプレーヤー(役割選手)として活躍していたことから、派手な数字よりもディフェンスやリバウンドなど“裏方”での貢献が持ち味。千葉でもチームファーストの姿勢を崩さないため、平均15点ほどに落ち着いているのはある意味想定内の結果と言えます。

② シュート成功率の低迷

FG成功率41.3%、3P成功率32.0%はいずれも渡邊選手のキャリア平均と比べて低め。特に3ポイントシュートが伸び悩んでおり、得点力に直結する部分で苦戦が続きました。「渡邊はスタッツより効率が重要だが、その効率がイマイチ」という指摘もあり、本人も復調を目指していた様子がうかがえます。

シーズン中盤以降は一気に30得点を叩き出す試合(2025年1月12日 vs越谷)やダブルダブルを記録するなど、徐々に調子を上げましたが、最終的にシーズン全体の成功率を押し上げるには至らず、もうひと伸び欲しかったところです。

③ コンディション不良と怪我

渡邊選手が万全のパフォーマンスを発揮できていない最大の要因といわれるのがケガとコンディションの問題。2024年にNBAで出番が減ったあと公式戦から遠ざかり、日本代表合流直後にはふくらはぎを痛めるトラブルも発生。さらにBリーグ開幕直後(10月6日)に左足首の捻挫で約8週間離脱し、実際にコートに戻ったのは11月30日でした。

つまり、プレシーズンやシーズン序盤に“体をしっかり作る”期間がほとんどなかったんですね。復帰直後も慎重な調整段階で、本人も「中盤以降が勝負」と明言していたほど。加えてシーズン終盤には富樫選手(左足関節捻挫)をはじめチーム全体で負傷者が続出し、苦しい戦いを強いられました。結局、ベストメンバーで戦える時間が少なかったことが勝率や渡邊選手のスタッツにも影響したと言えます。

④ メンタル面・環境適応

NBAで出番を失った際に「メンタル面が崩れた」と渡邊選手自身が語っており、2月に古巣グリズリーズへトレードされた直後は一時「バスケの楽しさを取り戻した」が、再び出番を失って心が折れ、NBA挑戦に終止符を打ったという経緯がありました。

そんな精神的にダメージを負った状態から、日本で心機一転やり直すには時間が必要です。千葉ジェッツ側も「バスケを楽しめる環境づくりをしてあげたい」と手厚いサポートを行っており、渡邊選手自身も「ホームの満員の声援が最高」と語るなど徐々に前向きなコメントが増えました。とはいえ、完全に本来のリズムを取り戻すにはもう少し時間がかかりそうで、こうしたメンタル面や新環境への慣れが遅れたことも成績に影響していると考えられます。


関係者やメディア、ファンの評価・コメント

チーム関係者からの声

千葉ジェッツのトレバー・グリーソンHCは、「彼はチームの兄的存在であり、リーダー的な役割を果たしてくれている」と高評価。4月の試合後には「富樫選手がいない中、タイムアウト中に守備の修正などを積極的に指示してくれている」とリーダーシップを称えています。

さらに、リーグ屈指のビッグマンである琉球のジャック・クーリーのシュートをブロックするなど、華やかな数字には出にくい守備力やハッスルプレーが高く評価されているのもポイントですね。

メディア・専門家の見方

解説者の多くは「スタッツはそこまで伸びないが、千葉という強豪にフィットするかが鍵」といった意見を持っています。実際、守備力や総合力の面で千葉にプラスになっているのは間違いなく、シュート効率が低迷している点は「今後の課題」として指摘されつつも、ケガ明けや環境適応の問題を考慮すれば想定の範囲内だという見方です。

12月の時点で「案の定、序盤は苦戦したが中盤以降は調子を上げるだろう」と予測した専門家もおり、実際1月頃から得点が伸び、動きが良くなってきたため、おおむね想定通りの展開になったと言えそうです。

ファンの声

SNSや知恵袋などを見ると、「やっぱりNBA経験者なら20点くらいは取ってほしい」「ダンクは見られて盛り上がるけど、スタッツが平凡で物足りない」という厳しめのコメントも散見されます。ただ、「チームが複数の得点源を抱える戦術上、仕方ない」「比江島慎選手(宇都宮)も似たような状況で、チームファーストの戦い方だと個人スタッツは伸びにくい」といった、冷静な意見も少なくありません。

実際には豪快なダンクやブロックでアリーナを沸かせるシーンが何度もあり、観客動員や盛り上がりへのインパクトはかなり大きい印象。数字に見えにくいハッスルプレーを評価するファンも多く、「数字だけじゃ測れない“NBA帰り”の実力を見せてくれている」という声も上がっています。


まとめ:今後のさらなる活躍に期待大?

ここまで見てきたように、渡邊雄太選手のBリーグ復帰後の成績は「NBA帰りのスター」としては少々物足りない面があるものの、怪我やコンディション不良、チーム事情などを考えれば理解できる数字でもあります。何より、守備面での貢献やリーダーシップ、徐々に上がってきたシュートタッチなど、評価すべき要素は決して少なくありません。

特に怪我の影響が完全になくなって、チームとさらに噛み合ってくれば、今後はもっと本来のポテンシャルを発揮できるはず。プレーオフや次のシーズンで「やっぱり渡邊はすごい!」と誰もがうなるようなパフォーマンスを見せてくれるのではないかと、個人的にも期待しています。

参考資料:

最後までお読みいただきありがとうございました!今後の渡邊雄太選手、そして千葉ジェッツの動向から目が離せませんね。私も引き続き追いかけて、最新情報をどんどんシェアしていきたいと思います。それではまた次回の更新でお会いしましょう!